「今のF1は誰でも勝てる」
2008-03-04


1985、1986、1989、1993年のF1チャンピオン、アラン・プロストの発言。

彼は最近にF1に幻滅している。
「今のF1カーはテクノロジーの進化、過度な電子制御化により、一昔とは比べものにならないほど運転が簡単になっている。
そのため、ドライバーにも昔ほどの負担やテクニックが必要なくなっている。
月並みなドライバーでもすぐにF1に乗れ、勝ててしまうことだ」という。

確かにそうだ。
80年代後半〜90年代前半のF1のビデオを観るといまだに興奮するし、追い越しシーンが満載で面白い。
最近はピット戦略、燃料残量換算、と計算づくな感が強く、見た目の順位で単純に楽しめないし、追い抜きシーンが少ない。
ドライバーのミスもリタイアも激減、ドライバーはアグレッシブさに欠ける。

当時のドライバーはアクが強く、人間くさかった。

今年からトラクションコントロールなどの電子制御が一部規制されるらしいが、いっそのこと昔のクラッチペダルありのマニュアルミッションまで戻して欲しい。
その方がドライバーの技量がわかりやすいし。
燃料換算レース、ピット戦略が横行してつまらないので、給油も禁止。

ニコ・ロズベルグ、ネルソン・ピケJr、中嶋一貴と、はやくも時代は私が見始めた頃の2世ドライバーに。
時が経つのははやいものだな。
[sports]

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